イタリア北部とトスカーナの旅 その22: フィレンツェ、アルノ川とサンタ・クロチェ教会

その22: フィレンツェ (フローレンス)、アルノ川とサンタ・クロチェ教会

フィレンツェの街をちょうど半分に分断するかのように流れているのが、アルノ川である。
この水源は、イタリアの背骨に当たるアペニン山脈に端を発して、フィレンツェを経由して、ピサを経てリグリア海に注いでいる。この川に沿って、豊穣なブドウ畑やオリーブ畑が広がっており、この川がトスカーナ地方の産物の水源となっていることは間違いない。
昔から、フィレンツェとピサの間では、水源問題で何度も争いを起こしている。

アルノ川

このアルノ川の上にかかっているのが、1345年に掛けられた一番古い橋、ポンテ・ベッキオ (ベッキオ橋) である。
当初は、この橋の上に、精肉屋、なめし革業者、鍛冶屋などが店を構えており、この川が、いわば自然のゴミ捨て場となっていたのである。そのため、騒音や悪臭が立ち込めて最悪の状態を示していた。
そこで、フェルディナンド一世が1593年に、それらの業者全員を立ち退かせ、その代わりに、現在まで続いているファッショナブルな貴金属加工業者に入れ替え、いまや新旧の宝石業者の店舗が軒を連ねているのである。
この橋は、幸運にも第2次世界大戦の爆撃をかわして、その姿をそのまま現在にまでとどめている。

ベッキオ橋

写真をみると、橋の欄干に並ぶように中空の建物が建造されている。
これは、1565年にメディチ家の人びとがその住居から道路に下りて、一般の人びとの混雑の中を歩かなくてもいいようにと造られたものである。現在もそれは残されており、その廊下には、レンブラント、ルーベンス、ホーガートなどの有名画家たちの自画像が集められていて、壁に所狭しと掲げられている。この場所は、予約で立ち入ることが可能な場所となっている穴場である。

橋の真ん中部分に、一部店舗の無い部分があり、そこからアルノ川を楽しむことが可能である。

アルノ川

フィレンツェには、大聖堂と並んで有名な教会がもうひとつある。それが、サンタ・クロチェ教会である。ミケランジェロやガリレオの墓がこの教会の中に安置されていて有名になっている。

サンタ・クロチェ教会

内部はこのような状態である。

サンタ・クロチェ教会 内部

サンタ・クロチェ教会 内部

サンタ・クロチェ教会 内部

中庭もあり、ゆっくりと緑を楽しむことができる。

サンタ・クロチェ教会 中庭

(つづく)

参考文献:

| 旅::イタリア(2009年) |
| 11:04 PM | comments (2) |

コメント

ジーンさん こんにちは。
予約して、この橋の2階にはいることができるなんて
知りませんでした。
しかも、名画があrのですね。
フローレンスは、憧れるなあ。

ひろせ  | 2009.09.14 12:55 PM |

>> ひろせさん
アルノ川の両サイドには、日本では京都の鴨川のように、レストランもたくさんあります。川沿いのテラスのようなレストランやカフェ(バール)で、ゆったりとした気分で食事やコーヒーを楽しむのは、やっぱりフィレンツェ(フローレンス)ならではだなと、ふと思ったりします。

都市全部が世界遺産の歴史地区に指定されていますから、どこを歩いてもその歴史を感じないわけにはいきませんね。

ジーン中園 | 2009.09.15 11:06 PM |

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