イタリア北部とトスカーナの旅 その11: ルッカ

その11: ルッカ (Lucca)

イタリアには、世界文化遺産がゴロゴロところがっている。
実は、午前中に見学をしたピサの斜塔を含めたドゥオーモ広場も実は世界文化遺産のひとつに数え上げられていた。イタリアの長靴のような形の国中に北から南まで、なんと45の遺産があるのだ。

私が訪問したこのトスカーナ地方にも、その文化遺産は多数散らばっていた。これという特定のものではなく、○○地区というような感じでその付近全体が遺産に指定されているので、ふと入り込んだ街並みが文化遺産だったということは多く、あとで調べてみて、ああ文化遺産を訪れていたんだという感慨に後からふけることも多かった。また、この近辺の遺産は、城壁で囲まれた古代の都市が多く、日本にはない独特なただずまいを見せてくれるので、興味がつきないのである。それらは、それぞれの町がすべて同じ顔をみせていないのが、個性の強いイタリアらしいのかなと感じた。

次の城壁の町はルッカ (Lucca) である。ここは文化遺産には登録されていないが、非常に独特な感じをかもし出している町である。それもそのはず、ものすごい歴史を持っているからなのだ。

ルッカの街

ルッカの街

ルッカは、古代ローマの属領として紀元前180年に町ができた。その影響は、町の通りの至るところにみることができる。独特な壁の色と、屋根の色はその名残である。
フィレンツェからルッカに至るこの地方は、ウールで有名でイタリアで生産される75%がここから出荷されているのである。また、ルッカの東にはイタリアで最大の生産量を誇るアスパラと、イタリアで最大の生花市場で有名なペスチアという都市も控えている。

町の通りをゆっくりと歩いてみると、至るところにレストランが並び、その外にはテーブルとイスが並べられて顧客の来店を待っている。イタリア人は、よほど外の席が大好きと思われる。

レストランが並ぶ

レストランが並ぶ

レストランが並ぶ

レストランが並ぶ

歩いている途中で、ひときわ目立つ塔がみえた。そのてっぺんには樹が生えている。まるで、そのグリーンを誇示するかのように高々と木の葉が揺れているのである。その名を、ギニギの塔 (Torre Guinigi) という。

見張り台

早速上ってみることにした。かなりきつい階段を上っていく。その途中に、中世画が展示されていて当時の戦争の様子が描かれている。説明はないのだが、どうも敵が攻めてくるときを想定して、ここが見張り台となっていたようだ。
最上階に上がってみると、ルッカの街並みが一望でき、心地よい風が吹いてきた。

見張り台の上から街を一望

ルッカには、数多くの教会が存在する。たまたま通った道端にすばらしいモザイク画を誇示しているサン・フレディアーノ (San Frediano) 教会に行き当たった。この色彩豊かなモザイク画は、13世紀の作品で、その巨大さに驚いてしまった。

サン・フレディアーノ教会

サン・フレディアーノ教会のモザイク画

(つづく)

参考文献

| 旅::イタリア(2009年) |
| 10:37 PM | comments (2) |

コメント

ジーンさん ギニギの塔の天辺の植栽には、とても驚きました。
とてもユニークな写真ですね。
どうして、植栽されているのか分かりませんが、
びっくりしました。

イタリアの街並みは面白いですね。
ここで、小生もカプチーノを飲んでみたいなあ。

ひろせ  | 2009.06.18 01:09 PM |

>> ひろせさん
そうなんです。
どうしてあんな高い塔の上に樹があるのか確認するためにのぼってみました。そしたら、街が眺望できてよかったですね。
樹は幹が太く、きちんと植えられていましたよ。
イタリアの各都市は、歴史があるので、大変興味をそそられますね。

ジーン中園 | 2009.06.20 08:36 PM |

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